大学生の時に少林寺拳法の道場(京都別院)に1年間ほど通いました。その後、郷里の青森に帰り、就職。少林寺拳法から離れてしまいましたが、東京の総武道院で少林寺拳法を修業してきた田中一博先生が設立した青森中部道院で少林寺拳法を再開しました。
そこで改めて少林寺拳法を学び直し、週3回の修練生活が始まりました。
当時は、子供や女性がやることはなく、一般社会人が中心でした。
中学生、高校生が来る時代でした。
道場には誰かが行ってないとまずいと思い、仕事が終われば道場に直行の生活でした。
田中道院長が病に侵され少林寺拳法の指導が出来なくなり、後継にと懇請され、道院長となり、今にいたっています。
まずは「何を求めているのか?」を把握すること。
そのためには、必要なことは何か。
昇級や昇段を目指していると勝手に判断して指導に当たり、大きな失敗をしたことがありました。
少林寺拳法を修練することに喜びを感じたい、生き甲斐を求めていたのに、性急な断定をしてしまったのです。
大切なのは、何でも話せる雰囲気であり、活発なコミュニケーションです。
拳士が少林寺拳法に求めている事や考えを理解すること、これが大切です。
上記の指導に心がけていることと関連しますが、下記の「哲学対話7つのルール」の普段の活動に取り入れ、自由にモノが言える、得心の行くまで研究稽古ができる環境にしたい。
①何を言ってもいい
②人を否定したり茶化したりしない
③発言しないでただ聞いているだけでもいい
④お互いに問いかけることが大切
⑤知識ではなく、自分の経験に即して話す
⑥話がまとまらなくてもいい意見がまとまらなくてもいい
⑦分からなくてもいい
青森中部道院の一般の拳士は、実力・品格のある方々が多くお互い切磋琢磨しあいながら、若い拳士を指導育成しています。素晴らしい道院だと思います。
拳士が本気になれば本気になって指導してくれます、初心者の方でも安心して学ぶ事ができます。
また一般の拳士同士も仲が良く、みんなが仲間を大切しています。
頑張る甲斐があります。
実際に体験をして道院の雰囲気を感じることができました、また、普段接することのない、違った職種の人と知り合うことができることで、体験初日に道院という場所が好きになってしまいました。
体験するまでは入門しても続けられるかどうか不安でしたが、この道院なら大丈夫だと思い入門することに決めました。